「利用する」の敬語と正しい使い方とは?
社会に出て初めて敬語でのコミュニケーションに躓いてしまう人が多いといいます。
そのため、多くの会社の新人教育では言葉遣いやマナーを学ぶことが多いようです。
その時になり、今までなぜしっかり学ばなかったのかと思ってしまったり、間違った知識を持っていたことも確認できたりします。
しかしいざ学んだからと言っても、すぐにスムーズに実践することはとても難しいですよね。
日ごろから意識をして言葉遣いやマナー、敬語、コミュニケーション方法に興味を持っておかなくてはなりません。
今回はそんな中でも「利用する」という言葉の敬語や使い方について詳しく紹介していきたいかと思います。
「利用する」という言葉を正しく敬語で表現するには?
敬語の種類は様々で、私たちはそのシチュエーションや話す相手、自分の立場などを考えながら話をしていかなければなりません。
そのためにはいくつかの種類を押さえておかなくてはなりませんね。
まず、話の内容や立場などを考えず使うことができる丁寧語です。
これは日ごろから多くの方が利用しているのではないかと考えられています。
だいたい語尾に「です」や「ます」を付けることで表現することができますね。
次に丁寧語です。目上の方などに対して話す場合に使い、相手を立てる尊敬語です。
「利用する」の場合「ご利用になる」が正しい使い方になるかと思います。
最後に、自分をへりくだてることで、相手を立てることができる謙譲語です。
これは「利用する」の場合「利用させていただく」という表現が正しい使い方になるでしょう。
「利用する」を例文を使って使い方を紹介
では、どのように表現すれば正しい敬語の使い方になるのでしょうか。
例文を使って紹介していきたいかと思います。
・このプロジェクトにはこの資料を利用します。
これは「利用する」の語尾を「ます」に変えた丁寧語です。
これが正しい敬語の使い方の一つです。また、
・課長は今回のプロジェクトに、この資料をご利用になる。
といったような使い方は尊敬語です。
利用する主体が課長になるので、目上の方を立てるには「利用する」を「ご利用になる」で表現します。
最後に
・今回のプロジェクトには課長が制作したこの資料を利用させていただきます。
利用する主体が自分の場合。課長を立てるためへりくだって謙譲語を使います。
いかがでしたでしょうか?
「利用する」の正しい敬語の使い方をマスターすれば、
誰かとコミュニケーションを取るのが楽しくなってきそうですね。
覚えておきたい敬語です。