「結構です」のビジネスや飲食店での正しい敬語の使い方は?
新社会人の方が、新しい環境になり
3ヶ月が経とうとしています。
沢山の事を学び、吸収する中で
まず、頭を悩ませてしまうのが敬語ですよね。
敬語ができていなければ、熱意ある姿勢も
仕事の成績も評価されなかったりしてしまう原因となりますよね。
そうならないためにも日頃からの会話に
気をつけたいものです。
今回はそんな敬語の中でも
「結構です」という敬語について
紹介していきたいかと思います。
「結構です」は敬語だけど使い方が難しい
大丈夫、や、しなくても良いという言葉を表現する敬語に
「結構です」という言葉が存在しています。
「○○は記入しなくても結構です」
などと、使うシーンは多いことでしょう。
この敬語は若い方でも知っている方が多いため
すんなりと受け止めやすく使いやすい言葉であるのですが
その使い方を間違ってしまうと悪い印象を
与えてしまうことに繋がります。
例えば上司に「この要件は結構です」などと行ってしまうと
何故か上から目線になってしまっている感じがしますよね。
大丈夫であることを気持ちよく丁寧に伝えるには
違う言葉であるような気がします。
レストランでの「結構です」の使い方
まず、この「結構です」という意味を知らなくてはなりません。
「結構」にという敬語には
「申し分ない、満足です」
という意味が込められています。
よくレストランで
「お水はいかがですか?」という言葉に
「結構です」と答えるかと思います。
その中にはそういう意味が込められているからこそ
出る言葉なのです。
上司に「結構です」はNG!
「ここは記入しなくて結構です」と
上司が部下に言うと、言葉としては成り立ちます。
しかし、その部下がお客様に言って通用するかと言ったら
そうではない敬語になってしまいます。
しかし「結構です」以外の上手な敬語が見当たらないのも事実です。
そんな時に考えるのは「結構です」を使わずに
違う言葉に変換することです。
「ここは記入しなくて結構です」は
例えば「未記入でよろしいです」や
「ここは記入いただかなくて構いません」と言えば
上から目線のような表現もなくなり
気持ちの良いやり取りができますよね。
また、同じ「結構です」を使いたい場合は
前の言葉を変えて
「ご記入いただかなくて結構です」などですと
少しは柔らかい印象になります。
「お手すきの時で結構です」の「結構」はNG?
また「お手すきの時で結構ですので」などという言葉も
いい印象は持てない言葉です。
この場合は「お手すきの時にご連絡頂けますか?」など
回し言葉に変換することもおすすめします。
「結構です」を違うニュアンスや
前の言葉を変更するだけで
ビジネスマナーの良い敬語が使えることでしょう。
正しい敬語で印象を良くしたいものですね。