「考える」の敬語の種類と使い方は?間違った表現をしないように気をつけよう!
ビジネスシーンにおいて、敬語は必ずできなくてはならないコミュニケーションです。
しかし、そのコミュニケーションツールが上手に使いこなせておらず、苦労している社会人も多いように感じます。
歳を重ねれば重ねるほどできて当たり前と思われる内容なので
知らずのうちに恥をかいてしまったり、うまくコミュニケーションが取れず仕事を円滑に回せなかったり
せっかく頑張っていても悪い方向へ進んでしまう可能性も否定できません。
そのような苦労は早くのうちから予防しておくことが大切ですよね。
今回はそんな敬語の中でも「考える」という言葉について使い方も含めて紹介していきたいかと思います。
「考える」の敬語には様々な種類があった!
敬語もいくつかの種類に分けることができます。
まず、相手がどのような立場の方でも丁寧な言葉で伝えることができる丁寧語。
日ごろ私たちも使う機会は多いのではないでしょうか。
「考える」の場合、語尾に「ます」を付けるのが正しい使い方です。
簡単ですよね。
次に、目上の方に対して立てる意味を持つ尊敬語です。
相手が上司や取引先など立場が上の方に対して使う言葉です。
「考える」の場合、「お考えになる」が正しい使い方です。
最後に、自分をへりくだてる事で相手を立てることができる謙譲語というものもあります。
この謙譲語が少し難しいのですが、しっかりと押さえることができれば簡単です。
考えるのが自分の立場だった場合「考えます」でも可能です。
また、思うと同じ表現で「存じます」という置き換えでも正しい使い方と言えるでしょう。
相手が主体の場合「お考えになる」という表現を思い浮かべるかもしれませんが、
これは二十敬語と言い正しい使い方ではありません。
「考える」の正しい使い方とは?
では、相手が主体の場合、どのように置き換えれば正しい使い方になるのでしょうか。
・今回の案について課長はどうお考えになりますか?
・今回の案について課長はどのようにお考えですか?
このような使い方がベストでしょう。
一見丁寧語の延長線に感じてしまいますが、これで正しい謙譲語と言えます。
また、丁寧語の例文は
・今回の案について○○と考えます。
また、尊敬語では
・今回の案について対策をお考えになるそうです。
というような使い方が正しいでしょう。
いかがでしたでしょうか。
敬語はかなり難しいといわれていますが、しっかりとポイントを押さえてしまえば
スムーズに会話の中に取り入れることができます。
覚えておきたいですね。