あなたの言葉は大丈夫?「思う」「思います」の正しい敬語は?
学生のうちから敬語を話す機会が多い世の中ですが
間違った言葉遣いをしていることもよくある事です。
若いうちは仕方がない…などといった感じで許してもらえることも多いですが
社会に出てしまってからはそうはいきません。
丁寧で、正しい言葉遣いができて当たり前で、言葉一つで仕事を円滑に進めることができるかが決まってくることだってあります。
もし、間違った言葉遣いを正しいと勘違いして使っていたなら
それほど恥ずかしいものはありません。
そんな言葉の中でも自分の気持ちを表現する「思います」という敬語について詳しく紹介していければと思います。
「思います」は敬語?種類分けとは?
一言で敬語と言っても、その中でも3種類に分類されることを皆さんは知っていますでしょうか?
上司や目上の方に対して使う「尊敬語」
自分をへりくだてて、相手を立てることができる「謙譲語」
そして、丁寧に言葉で表現することができる「丁寧語」
この3つです。
これらをシチュエーションや、話す相手、環境や立場によって私たちは綺麗に使い分けなければなりません。
しかも、それができて当たり前。
それが社会人という生き方になってきます。
どのように使い分ければいいの?「思います」の敬語での使い方は?
この「思います」という言葉自体が敬語であるのに気が付くでしょうか?
・私は○○が正しいと思います。
このように使いますね。これは「丁寧語」という表現です。
誰が聞いても、普段使う言葉よりも丁寧に感じてもらえるはずです。
では、続いて「尊敬語」はどのように使っていくのがいいのでしょうか。
目上の方に対して使う言葉なので
・課長はこの件についてどうお思いになりますか?
というように敬語で表現されます。
「思います」という表現の主体が上司や目上の方だというシーンで
この尊敬語は出てきます。
自分自身が「思います」の主体の場合、尊敬語は使いません。
その代り「謙譲語」を使います。
これは自分をへりくだてて、相手を立てる言葉です。
・私は今回の件を○○だと存しております。
といったように「思います」が「存じる」に置き換えることで謙譲語が完成します。
いかがでしたでしょうか?
このように相手が主体か、自分が主体かで敬語を使い分けないといけません。
「思います」という気持ちをしっかりと社会に出ても表現できるように
今から身に付けておきたいですね。
そうすればきっとスムーズに敬語で会話ができることでしょう。