何かを「お願い」したいときの正しい敬語表現とは?
多くの方が社会に出ると誰かと協力して仕事を進めていくことが多いです。
チームでの仕事でしたり、取引先やお客様だったり
様々なお相手と共に円滑に仕事を進めていくことが大切になってきます。
そんな社会で生きていく中で、誰か相手に何かを「お願い」するシーンは多かれ少なかれ存在しますよね。
何かを頼む時こそ、その相手への気遣いでしたり、思いやりをしっかりと表現しなくてはなりません。
正しい言葉遣いで頼むことができれば、チームワークもよくなりますし、お互いが気持ちよく仕事を進めていけることでしょう。
そんな「お願い」をするにあたって正しい敬語での表現について、ここでは詳しく紹介していきたいかと思います。
「お願い」を正しく言葉にしよう。3つの種類の敬語。
敬語には大きく分けて3つの言葉に分類されます。
まずは、目上の方を立てる意味のある「尊敬語」
自分自身をへりくだてて、相手を立てる「謙譲語」
そして丁寧な言葉に直す「丁寧語」の3つです。
話す相手や、時と場合、シーンによって使い分けないといけません。
海外の方が、日本語が難しいと感じてしまうのはこんな点があるからかもしれません。
「お願い」を敬語にできるように、例文紹介。
では、まずは目上の方に対する「お願い」を表現するには「尊敬語」を使うことになります。
・明日までにお返事をくださいますようお願い申し上げます。
といったように語尾に「申し上げます」を付けると気持ちがいいですね。
またさらに丁寧にするには「お願いできれば幸いです」といったような表現もとても気持ちがいいでしょう。
また、自分をへりくだてて相手を立てるには「謙譲語」を使います。
・明日までにお返事いたしますので、よろしくお願い致します。
「致します」を語尾に付ければ謙譲語の完成です。
そして丁寧な言葉に直す丁寧語ですが
・明日までにお返事をお願いします。という表現になります。
これらの言葉遣いを敬語でしっかり表現できるといいですね。
いかがでしたでしょうか?
結構難しそうに感じましたが、語尾などのしめをしっかりと区別することでニュアンスが変わっていくことがわかりますね。
何か人にものを頼むことは結構勇気がいることですが、しっかりと依頼できるスマートな社会人になりたいものです。
今から身に付けて、言葉で表現できれば、きっと仕事も円滑に進んでいくこと間違いありません。押さえておきましょう。