「助かります」は間違い!目上の方への正しい敬語表現は?

仕事をしていく上で
敬語を身につけることはとても大切なことです。

新入社員研修でも、ビジネス上で
よく使う敬語を勉強する会社も最近ではほとんどです。

そんな敬語研修を受けていながらも
意外と間違ってしまいやすい敬語は
日常的に多く存在します。

ここでは「助かります」という言葉について
詳しく噛み砕き紹介していきたいかと思います。

「助かります」を表現するには?敬語の意味について

「以前○○の件大変助かりました。ありがとうございました。」
などという会話。結構ビジネス上多く聞きますよね。

今回私も調べる前は、別に違和感を感じたりしませんでしたし
私自身も普通に使っていた会話の流れです。

しかし、この「助かります」の表現の意味を知った際、
違和感を感じるようになりました。

今回考える言葉「助かります」ですが
主体関係が見えてくる言葉です。

「助ける」には
私が主体となってしていたことを
あなたが従ってくれて私の利益になったこと
という意味が込められているようです。

「私がメインで、あなたはアシスタントだった」
という事になりますね。

「先ほど送った資料について15時までにお返事をいただけると助かります。」
という例文を訳すと
「私はこの資料をいま作っているので15時までに返事をして、私のアシスタントをしなさい」と言ってしまっているのと一緒です。

かなり失礼な事を言ってしまっています。
かなり恥ずかしいですね。失礼です。

そう考えると
この「助かりました」という敬語は
かなり上から目線の言葉になってしまいます。

「助かります」を正しい敬語に訂正すると?

では目上の方にこの「助かります」という言葉を伝えたいとき
どのようなニュアンスで伝えると
失礼がないのでしょうか。

例として
「今回は○○様のご協力により、無事に完了することができました。」
このあとに感謝の言葉を添えれば
とても綺麗で、前向きな良い敬語になりますよね。

何よりも、言葉を受け取った相手にも
気持ち良い印象を持ちます。
協力して良かったな、またやり取りしたいと
次の仕事にもつながるかもしれません。
また、お願いしたい場合の敬語では
「○○の件で〜していただければ幸いです」
「お手数おかけしますが〜して頂けますでしょうか」といえば
違和感もなく、きちんと相手をたたえながら
お願いすることができます。

ビジネスでは心苦しいお願いや、「助かります」という表現。
このように相手を考えて敬語を使えば
きっと仕事もスムーズにいくことでしょう。

覚えてマスターしたい敬語ですね。

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