否定的な言葉も丁寧に!「ありません」を正しい敬語に直すには?
何か物事に対して「いいえ」「できません」などといったマイナスにとらえられる言葉はなかなか普段でも口にしにくい内容です。
しかし、社会に出れば、それが口にしにくくとも言葉にしなければいけない場面に遭遇することは多々あります。
そんな場合、しっかりとした丁寧な表現で示すことができるか、できないかによって
私たちの社会人としての評価も変わってくるのです。
また、仕事をスムーズに進められるか、信頼度も変わってきます。
そんなマイナスな言葉もしっかりと敬語に直すことが出きれば
様々な場所で活躍できる人になれるのではないでしょうか。
今回はそんな言葉の中でも「ありません」という敬語について詳しく紹介していきたいかと思います。
「ありません」を使うシチュエーション。丁寧語について
そもそも「ありません」という言葉は敬語です。
敬語には3つの種類にまず分別できるのですが、その中の一つの「丁寧語」に分類されます。
・ここに明日の資料はありません。
といったように、どなたが聞いても丁寧な言葉として聞き取ることができます。
しかし、この言葉はあくまで一般的に使える言葉で目上の方やお客様に対してなどに使うと少し否定的で冷たい感じにとらえられてしまいビジネス敬語としてはよくありません。
尊敬語と謙譲語を理解しよう!「ありません」のビジネス敬語とは?
では、目上の方や、取引先、お客様に対してはどのように「ありません」を敬語に直せばいいのでしょうか?
・こちらに明日の資料はございません。
といったように、「ありません」を「ございません」に置き換えればいいのです。
敬語にはあと、尊敬語と謙譲語がありますがどちらにも使うことができます。
また、さらに丁寧に直すと
・もうしわけございませんが、こちらに明日の資料はございません。
といったように、相手に対し「ありません」という状況を謝罪する一言を入れると
さらに丁寧です。
言葉を受け取る側もしっかりと思いを受け止めることができますし、「ありません」という状況に腹が立つことも少なくなります。
いかがでしたでしょうか?
思いをしっかりと相手に伝えるには正しい敬語で表現をするのが一番です。
否定的な言葉も、謝罪一つ交えることで、柔らかく感じることもできます。
日本語は世界的に見ても奥が深い言語です。
そんな敬語を話す日本人のマナーは世界的に見ても上の方だといわれています。
しっかり学んで正しい言葉遣いで社会にでていきたいものですね。