「見る」の正しい敬語表現と間違った使い方とは?
ビジネスシーンで敬語は必須です。
正しい敬語を使えないと、
仕事が円滑に行えなくなってしまった。
相手に誤解を招いてしまった。
仕事が出来ても人間関係がうまくいかなかった。
そんなことが起こってしまいがちになってしまいます。
ここでは、そんな大切な敬語が
正しく使うことができているのか。
または、間違った解釈をしていないかなど
「見る」という言葉の敬語について
詳しく紹介していきたいかと思います。
「見る」の敬語「見てください」は正しい?
「見る」という言葉を敬語に直すと
どのような言葉になってくるでしょうか。
「ご覧になる」「見られる」という言葉が出てくることでしょう。
これらの多くは自分より目上の方に対して遣う敬語であり
例文としては
・部長はこの資料ご覧になりましたでしょうか?
・部長!今話題のあの映画見られましたか?
などといった敬語の使い方になります。
言い回しがスマートで、敬語を受け取る相手の上司は
嫌な気持ちになることは
まずありませんね。
ちなみに、「ご覧になる」と「見られる」でしたら
ご覧になるという敬語の方が丁寧さでは上になります。
また、「見る」でも、自分に関しては
「拝見する」という言い方になります。
・先ほど資料を拝見させていただきました。
など、このような使い方がベストです。
ビジネスシーンでは多く使われるであろう敬語ばかりで
正しく使って行きたいですね。
また、相手に見て欲しいなどお願いする場合
・手元の資料をご覧下さい
などと言う内容で、「ご覧下さい」を使います。
見てくださいなどという敬語は存在しません。
正しくない敬語ですので
必ず「ご覧下さい」を遣いスマートな敬語を話せるように
なっていきたいものですね。
「拝見する」を遣う際の注意点や間違い!
先ほど「見る」の敬語に「拝見する」という敬語があると紹介しましたが
この敬語は謙譲語になってきます。
相手より、自分が謙って立場をわきまえた敬語になるのです。
よって
・是非自由に拝見されてください
などという使い方はNGです。
自分のものを謹んで丁寧に見なさいと言ってしまっているようなものです。
この場合は
・是非自由にご覧下さいませ。
などというのが良いでしょう。
「見る」という好意が
誰に値するのか。
このことをシッカリと頭の中で理解しておけば
間違った敬語の使い方はせずに済むことでしょう。
見る人は誰?
それを頭に敬語の使い方をマスターして行きたいものですね。