正しいマナーは敬語から!「決める」の正しい敬語とは?
他人とコミュニケーションを取るにあたって言葉は必ず必要になってきます。
そのシチュエーションによって言葉遣いは様々で
そのたびにしっかりとした言葉遣いをしなくてはなりません。
学生のうちは間違いなどを見つけてしまっても、そんなに指摘はされませんが
社会人ともなればそうもいきません。
間違った敬語を使ってしまえば、その人の価値も下がってしまいますし
仕事への支障が出てしまうことも考えられます。
今回はそんな言葉の中でも「決める」という意味を表す敬語について詳しく紹介していきたいかと思います。
敬語の種類も様々!「決める」を表現するためには?
敬語の種類にも3つの種類があるのは知っていますでしょうか?
一番簡単なわかりやすいもので言えば丁寧語があげられます。
・今から取引先の担当を決めます。
というように「決める」に「ます」や「です」を語尾につければ完成です。
丁寧語はおおむねどういうシチュエーションでも通用する敬語です。
しかしこの「決める」の敬語は目上の方や、取引先、お客様などに対する言葉遣いとしては失礼な表現だと感じ取れることもあります。
その他の表現は?「決める」の敬語は?
では、目上の方や取引先などの方には「決める」どのように敬語で会話をしていけばいいのでしょうか?
まずは尊敬語です。目上の方などの相手を立てるときに使います。
・この件に関しての解決策をご決定ください。
というように「ご決定ください」という表現もできます。
また、とても優れた決断をした際には「英断」という表現もします。
勇気がある決断に対しては「明断」勇気のある決断をした際には「勇断」という表現もあります。
最後に謙譲語です。
謙譲語は自分をへりくだてて相手を立てる場合に使う敬語です。
今回は決めるに関して謙譲語は無いようです。
「決める」の表現は決めさせていただきました。というような言葉になるのでしょうか。
・明日の会議場所につきましては誠に勝手ながら○○になりました。
というように決まった内容をしっかりと伝えることがいいでしょう。
決める側が自分だった場合、誠に勝手ながらと一言添えれば
相手側もしっかり受け止めることができることでしょう。
いかがでしたでしょうか。
謙譲語がないということが一番の驚きでしたが、日本語はとても奥が深いです。
勝手に自分で決めたことに対し、謝罪の言葉を添える。
それが相手への思いやりが表現されています。
敬語の事をもっとたくさん学び、正しい表現でコミュニケーションが取れる社会人になりたいものです。