「無い」の敬語は?尊敬語と謙譲語を上手く使い分ける方法

人と人とがコミュニケーションを取るにあたって一番大切なのが言葉です。
その言葉で人を喜ばせることもできれば、誤解を招いてしまったり、相手を傷付けてしまう事だって考えられます。

そんな言葉の中でも敬語は私たち日本人でも間違って使ってしまっていたりすることが多いです。
学生のうちはまだ通用していたものも、社会に出ると様々なシーンで指摘されたりして
躓いてしまうこともあります。

そんな事が起こらないように、今のうちからしっかりと押さえておけば
スムーズな表現で会話ができるかもしれません。

そんな言葉の中でも今回は「無い」という表現を表す敬語について詳しく紹介していきたいかと思います。

簡単な丁寧語も難しい?「無い」の敬語とは?

敬語には3つの種類が存在します。
その中でも簡単なのが丁寧語です。

どのような立場の方にも丁寧に表現することができる言葉なのです。
規則としては、語尾に「です」や「ます」を付ければ丁寧語になりますが

・ここに先日の資料は無いです。

といったように「無い」に「です」を付けたとしても、どこか幼稚で幼い表現に感じてしまいますよね。これを幼稚敬語というようです。
また、それを発した相手が目上の方だとするならば、注意を受けてしまいそうですよね。

よって今までの規則が通用しません。
その代り、丁寧語はこのように表現します。

・ここに先日の資料はありません。

というように「ありません」と表現すれば「無い」が丁寧に伝わります。

「無い」を敬語で伝えるには?尊敬語と謙譲語

残りの尊敬語と謙譲語についてはどうなのでしょうか?

まず、尊敬語です。目上の相手に対して発する言葉で、相手をしっかり立てることができます。

・こちらに明日の資料はございません。

というように「無い」を「ございません」と表現すれば尊敬語になります。

では謙譲語はいかがなのでしょうか?
謙譲語は自分をへりくだてて相手を立てる敬語ですが
今回の「無い」という言葉については表現が難しいです。

・大変申し訳ございませんが、明日の資料はこちらでお預かりしておりません。

といったように、ここに無くて申し訳ないという思いと
無い=お預かりしていないという敬語表記にすればとてもい丁寧です。

いかがでしたでしょうか?
今回は少し難しい言葉のようでした。

これらの敬語をスムーズに使い分けて自分のスキルを上げていければいいですね。

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