今からでも遅くない!押さえておきたい言葉「できる」の敬語とは?
日本人は特にマナーや言葉遣いに気を遣う人種です。
自分の立場をわきまえて、丁寧に表現したり、立てるように言葉を選んだり、
特に社会に出るとそのようなシーンに出会う事は断然多くなります。
そんなときに敬語がしっかりできていないと恥をかいてしまったり
仕事に支障がでたりなど悪いことが起きてしまうことも考えられます。
そうならないためにも、今からでも遅くない!しっかりと言葉を学んで身につけておくのも必要なのでしょう。
今回はそんな敬語の中でも「できる」という気持ちを表現する際に使う敬語をいくつか紹介していきたいかと思います。
間違いを直そう!「できる」の誤った敬語とは?
例えばお客様に対してこのような言葉をかけたとします。
・こちらのサービス券は、本日ご利用できます。
一見何も間違った表現をしていない丁寧な言葉に感じますが
実はこれは謙譲語なのです。
謙譲語とは、自分をへりくだてて、相手を立てる敬語の中の種類です。
しかし、この例文では「できる」の主体はお客様です。
自分ではないため、今回の例文は間違った敬語だといえます。
お客様や、目上の方に対しては謙譲語ではなく尊敬語を使います。
正しくは
・こちらのサービス券は、本日ご利用いただけます。
というように「できる」を「いただけます」というように置き換えると
正しい尊敬語の完成です。
また「ご利用になれます」と置き換えてもいいでしょう。
そのほかの表現「できる」の敬語とは?
尊敬語と丁寧語、敬語の中でも区別が付けにくい表現ですが
誰が主体なのか、誰に対しての言葉なのか
それをしっかり区別できれば間違いないでしょう。
では、3つ目の丁寧語を表現するには「できる」をどのように敬語に直せばいいでしょう。
なんと謙譲語と同じく「できる」を「できます」に置き換えます。
でも場面が変わってきます。
・明日までに資料を完成させることができます。
といったように自分が「できる」の主体の場合にも使えます。
意外ですね。しかし、これらは結構使っている場面が多いため迷わずすんなりと表現することができそうです。
いかがでしたでしょうか?
主体は誰なのか、場面やシチュエーション、コミュニケーションの相手によって大きく言葉が変わってくる敬語です。
今回のように間違って表現してしまわないためにも、今からしっかり身につけていきたいですね。
「できる」社会人への一歩が踏み出せるように頑張りましょう!